はじめに|不動産広告、実はルールがたくさんあります
不動産広告を見ていて、
「なんだか良さそうだけど、本当かな?」
と感じたことはありませんか。
- 駅近
- 完全無料
- 将来も安心
- 理想的な住環境
こうした言葉は、とても魅力的ですよね。
ですが、不動産広告は自由に何でも書いていいものではありません。
実は、不動産広告には
使ってよい言葉・注意が必要な言葉が、きちんと決められています。
使っていい言葉・ダメな言葉が法律で細かく決められている世界なんです。
そのルールを少し知っておくだけで、
広告の「言葉」を冷静に見ることができるようになります
法律やルールによって
使ってよい言葉・使ってはいけない言葉が明確に決められている
非常に厳しい世界です。
つまり、
ルールを知っていれば、広告の誇張や誤魔化しは見抜けます。
本記事では、
不動産広告で注意すべき「NGワード」や
読み取るべきポイントを、初心者の方にもわかりやすく解説します。

不動産広告は法律とルールで厳しく管理されています
不動産広告は、主に以下のルールに基づいて作成されています。
- 宅地建物取引業法
- 不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)
これらの目的は一つです。
消費者に誤解を与えないこと。
そのため、
- 曖昧な表現
- 過度な誇張
- 勘違いを誘う言い回し
は、原則として禁止、または厳しく制限されています。

① 「駅近」という表現の落とし穴|距離表示のルール
正しい距離表示のルール
- 徒歩1分=80メートル
- 信号待ち・坂道・踏切は考慮しない
- 最短距離で計算する
このため、広告に記載されている
徒歩〇分は、実際の体感時間とは異なる場合が多いのが実情です。
「駅近=近い、楽」ではないこともあります。
ポイント
「駅近」という言葉だけで判断せず
実際の道のりや環境も必ず確認しましょう。
② 「完全無料」「0円」という表現には注意が必要です
不動産広告において、
「完全無料」「タダ」「0円」という表現が使われている場合は注意が必要です。
なぜなら、不動産取引では
何かが無料である場合、別の条件が付いていることが多いためです。
例としては、以下のようなケースがあります。
- 仲介手数料無料 → 売主から報酬を受け取っている
- 無料相談 → 成約が前提
- 初期費用0円 → 家賃に費用が上乗せされている
「何が」「なぜ」無料なのかが説明されていない広告は、
意図的に省いている可能性が高い。
内容を十分に確認する必要があります。

③ 「将来値上がり」「資産価値が落ちない」はNG級ワード
以下のような表現は、
法律上、極めて問題となる表現です。
- 将来値上がり確実
- 絶対に損をしない
- 資産価値が下がらない
不動産の価格は、
景気・金利・人口動向・災害など
多くの要因によって変動します。
将来を断定する表現が使われている場合は、
その時点で一度立ち止まる判断が重要です。

④ 「最高」「完璧」「理想的」は中身がない
これは違法ではないけど、
信用度が低いワード。
- 最高の立地
- 理想的な住環境
- 完璧な間取り
これらの表現は違法ではありませんが、
非常に抽象的で、具体性に欠けます。
重要なのは、次のような点です。
- 騒音の有無
- 日当たり
- 周辺環境
- 建物の管理状況
抽象的な表現が多い広告ほど、
具体的な説明が不足している可能性があ
⑤ 「新築同様」「未使用に近い」は要チェック
この表現、グレーです。
法律上の「新築」とは、
完成から1年未満、かつ未入居の物件のみを指します。
そのため
- 新築同様
- ほぼ未使用
といった表現は基本「中古」です。
築年数や入居履歴は、必ず確認しましょう。
⑥ 写真が美しすぎる広告にも注意が必要
言葉だけでなく、写真にも注意が必要です。
- 広角レンズの使用
- 明るさや色味の調整
- 家具やCGの合成
写真は、実際より良く見せることが可能です。
必ず
- 間取り図
- 現地確認
- 周辺環境
を合わせて確認するようにしましょう。

結論|広告は「信じる」より「読む」
不動産広告は
❌ 信じるもの
ではなく
✅ 読み解くもの
覚えておきたいポイントは以下の通りです。
- 抽象的な表現ほど注意する
- 無料・0円は理由を確認する
- 将来を断定する表現は疑う
- 具体性のある説明を重視する
まとめ|この表現が出たら一歩引こう
- 「駅近」だけを強調している
- 「完全無料」「0円」
- 「絶対」「確実」
- 「最高」「理想」
- 写真ばかりが目立つ
これらが揃っている場合は、
一度冷静に内容を確認するサインです。
知識があるだけで、
不動産選びの失敗はかなり減らせます。

